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2003年11月14日の朝、9時頃のことでした。
右の肩から指先にかけて激痛が食付くように!そして飛びかかるように突然襲ってきたんです。
その痛さといったら例えようが無く、またその執拗さはまるで一度咬んだら絶対に放さない鋭い牙を持った獣のようで,息をつく間も与えない攻撃でした。
それから凡そ5ヶ月間,鎮痛剤・睡眠剤の助けと,痛さに耐えることで溜まる疲れのお陰で浅く短い眠りに入るという、まさに情けない日々が続きました。
〜我武者羅に、仕事だけを優先にして取組んできた結果が、この体(てい)たらくです。
『病気とは縁が無い』という傲慢から他人(ひと)の痛みなど慮(おもんばか)ることさえしなかった身が、今は昔となって終日苛(さいな)まれ、一度に思い知らされたという有様でした。きっと、右手に限らず周りに対する労り≠竍感謝≠フ欠片(かけら)も無かったことへの報いなんだと、しみじみ感じております。
因果応報を地で行く》とは私のことを言うのでしょう〜

−閑話休題−

やがて、痛みは少し和らぎはじめましたが、痺れと痛みは完治せず現在に至っています。
でも、治療とリハビリの生活の中で掴(つか)むことが出来た、大きな収穫もありました。
それは、このアクシデントを「立止まり、省みて、今後を考えよ!」という示唆というか啓示のようなものを純粋な気持ちとして、受止めることが出来るようになったことでした。

痛い≠ニいう体験だけに終わらせず、十分に味わい・咀嚼(そしゃく)し、それを通して得た自分の意見をプラスした所謂(いわゆる)、経験として押上げたものにすることが出来たということです。
それも全て体で味わうことから≠ェ始まりでありました。
この間(気持ちの変化と共に)、右手の治療と平行して始めたのが左手の訓練でした。
何故なら右手の痛みとは生涯付合わねばならぬ≠ニいう覚悟が生じてきたからです。
そして、長い間主役を務めた右手に治療と休養を与え、代わってこれからは脇役であった 左手に主役をお願いしょうという素直な気持ちに自然と変わってきたからなんです。
その左手は、まだまだ成長過程ながら頑張り次第で右手が現役の時の仕事量の7〜8割まで消化できるようになりました。
何だか脱皮しつつある自分に今は新鮮さを感じているところです。
私は今、あらゆる意味で自身に起きたこの体験〜経験≠ノ対して感謝をしています。
これからは、この感謝の気持ちをバネに、またわかりやすく≠基本とした仕事で社会へ還元するんだという強い意欲をエネルギーにして、想いを実現すべく歩み始めます。
具体的には、このホームページで提案していることですが、手段としての目標を礎(いしずえ)にして与えられたものを着実に為(な)し遂(と)げていきたいと考えます。
そして、それを積み重ねることで、新しく得た目的へと結実させるべく努力したいと思います。

"目的〜aim and end
目標 : 培った建築の知識と技術でわかりやすい建築ガイド≠目指す。
目的 : 生涯現役を貫き、社会への還元の一助としたい。

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